ANAカードを作りたい——そう思って公式サイトを開くと、一般・ワイド・ゴールド・アメックス・ダイナース・JCB・プレミアム・スーパーフライヤーズと種類が20種類以上。年会費は2,200円から165,000円まで75倍の差があり、自分にどれが合うのか判断できないのが普通です。本記事では2026年4月時点の最新情報で主要5枚を徹底比較し、「迷ったらワイドゴールド」という明確な結論を出しつつ、読者タイプ別の分岐まで踏み込んで解説します。
結論|迷ったらANA VISA/マスターワイドゴールドカード
時間がない方のために先に結論を言うと、ANA VISA/マスターワイドゴールドカード(年会費15,400円)が2026年のANAカード界における”最適解”です。理由は以下3つ。
- マイル還元率1%+搭乗ボーナス25%で修行・日常使いに最適
- マイル移行手数料無料で年間6,600円の節約効果
- 空港ラウンジ利用可+旅行傷害保険最大1億円で出張・旅行に強い
ただし「アメックス特典も欲しい」「最高のステータスを求めたい」「とにかく安く試したい」など読者のニーズによっては他のカードが最適解になります。本記事後半でタイプ別に分岐させますので、自分に合う1枚を見つけてください。
主要ANAカード比較表【2026年最新】
まず主要5枚の基本スペックを一目で比較できる形で整理します。
| 項目 | ANA一般カード (VISA/Master) | ANA VISA/Master ワイドゴールド | ANAアメックス ゴールド | ANAアメックス プレミアム | ANA JCBカード (一般) |
|---|---|---|---|---|---|
| 年会費 | 2,200円 | 15,400円 (リボ登録で11,550円) | 34,100円 | 165,000円 | 2,200円 |
| マイル還元率 | 0.5% (10マイルコース1.0%) | 1.0% (移行手数料無料) | 1.0% | 1.0% (ポイント有効期限なし) | 0.5% (10マイルコース1.0%) |
| 搭乗ボーナス | +10% | +25% | +25% | +50% | +10% |
| 入会・継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル | 1,000マイル |
| 旅行傷害保険 | 最大1,000万円 | 最大1億円 | 最大1億円 | 最大1億円 | 最大1,000万円 |
| 空港ラウンジ | なし | 国内主要空港28カ所+同伴者1名無料 | 国内外空港+同伴者1名無料・プライオリティパス付帯 | 国内外空港+センチュリオンラウンジ・プライオリティパス | なし |
| SFC継続可否 | ❌ | ✅ | ✅ | ✅ | ❌ |
| 向いている人 | 年会費を抑えたい初心者 | 修行者・日常陸マイラー | アメックス特典も欲しい方 | 最高ステータス志向 | JCBブランド派の初心者 |
各カード詳細|それぞれの強みと弱み
① ANA一般カード(VISA/Master)|入門用の1枚
年会費2,200円の最低価格帯で、ANAカードユーザーの入口的存在。
強み
- 年会費が2,200円と圧倒的に安い
- 10マイルコース(年6,600円追加)を選べばマイル還元率1.0%
- フライト搭乗ボーナス+10%
- 入会・継続で毎年1,000マイル
弱み
- 空港ラウンジは利用不可
- 旅行傷害保険は最大1,000万円と低め
- SFC継続カードにはできない(SFC取得後の切り替え必須)
こんな人におすすめ:「ANAマイルを貯め始める入口として、とにかく低コストで始めたい方」
② ANA VISA/マスターワイドゴールドカード|王道の最適解
年会費15,400円(マイ・ペイすリボ登録で11,550円まで割引可能)。2026年もマイラー界のスタンダード。
強み
- マイル還元率1.0%+マイル移行手数料無料(年間6,600円節約)
- 搭乗ボーナス+25%で修行効率UP
- 国内主要空港28カ所のラウンジ無料+同伴者1名まで無料
- 旅行傷害保険最大1億円
- SFC継続カードとしても利用可能
弱み
- プライオリティパス特典は非搭載
- アメックス・ダイナース系のような高級ステータスは演出されにくい
こんな人におすすめ:「SFC修行を検討中」「日常決済でコツコツマイルを貯めたい」「コストパフォーマンス重視」
③ ANAアメックス・ゴールド|マイル無期限の強力カード
年会費34,100円。アメックス系列のANAカードで、ポイント有効期限なしが最大武器。
強み
- ポイント有効期限なし(ANAカードの中でほぼ唯一)
- プライオリティパス(スタンダード会員)付帯、同伴者1名まで空港ラウンジ無料
- ANAグループ決済でポイント2倍
- アメックスならではのトラベル特典
弱み
- プライオリティパスはスタンダード会員(1回USD35)
- 空港レストラン・リフレッシュ施設は利用不可(アメックス全般の仕様)
- 年会費が高い
こんな人におすすめ:「マイル有効期限を気にせず長期で貯めたい」「アメックスのトラベル特典も活用したい」
④ ANAアメックス・プレミアム|最上級ステータス
年会費165,000円の最上位カード。ほぼすべての特典が揃う”終着駅”。
強み
- 搭乗ボーナス+50%(全カード中最高水準)
- 入会・継続ボーナス10,000マイル
- プライオリティパス(プレステージ会員)無制限利用
- センチュリオンラウンジ利用権
- ポイント有効期限なし
- 国内外の空港送迎・コンシェルジュなど多数の特典
弱み
- 年会費が極めて高額(165,000円)
- プライオリティパスの空港レストラン・リフレッシュ施設は利用不可(アメックス共通仕様)
こんな人におすすめ:「ANAマイラーの頂点を目指したい」「搭乗ボーナス50%+センチュリオンラウンジの総合力に価値を感じる」
⑤ ANA JCBカード(一般・ゴールド)|JCBブランド派の選択肢
一般カード年会費2,200円、ゴールドカード年会費15,400円(2026年4月時点)。
強み
- JCBブランド独自のJポイントボーナスでマイル還元率アップの余地あり
- 家族特約付き旅行傷害保険(ゴールド)
- 国内ゴールドカードならではの手厚い日本語サポート
弱み
- VISA/マスターと比較して海外での利用可能店舗がやや限定的
- JCBプラチナ以上でないと、アメックス系と比較して特典が地味に感じることも
こんな人におすすめ:「JCBブランド派」「家族特約付き保険を重視」
SFC修行に向いているカードは?
SFC修行(1年で50,000PP達成してスーパーフライヤーズカードを取得する活動)を視野に入れている場合、カード選びは特に重要です。
搭乗ボーナスと年会費のバランスで選ぶ
修行は年50,000PP ≒ 50,000マイルの積算をもたらします。このときの搭乗ボーナスで、カードごとの違いが明確に出ます。
| カード | 年会費 | 搭乗ボーナス | 50,000マイル獲得時の追加マイル |
|---|---|---|---|
| ANA一般カード | 2,200円 | +10% | +5,000マイル |
| ワイドゴールド | 15,400円 | +25% | +12,500マイル |
| ANAアメックス・ゴールド | 34,100円 | +25% | +12,500マイル |
| ANAアメックス・プレミアム | 165,000円 | +50% | +25,000マイル |
SFC修行ならワイドゴールドが最適解
修行時のベストバランスはワイドゴールドです。
- 年会費15,400円でアメックス・ゴールドと同じ+25%ボーナス
- 修行中の空港ラウンジ利用で快適性UP
- マイル移行手数料無料で、年間6,600円節約(ほぼ年会費差を埋める)
- SFC継続カードとしてもそのまま移行可能
アメックス・ゴールドとの差額18,700円は「プライオリティパス付帯が欲しいか」で判断。修行中に国際線を多く使う方はアメックス・ゴールドも候補に入りますが、国内線中心ならワイドゴールドで十分です。
SFC取得後も同じカードで継続可能
ワイドゴールドはSFC取得後にスーパーフライヤーズカードへ切り替え可能。ANAスーパーフライヤーズ・ゴールド(VISA/マスター)は年会費16,500円とワイドゴールドとほぼ同水準のため、修行→SFC継続までシームレスに移行できます。
マイルを最も効率よく貯められるカードは?
日常の決済でのマイル還元率比較
| カード | 基本還元率 | マイル移行手数料 | 実質年間コスト影響 |
|---|---|---|---|
| ANA一般カード | 0.5%(10マイルコース1.0%) | 6,600円 | 10マイルコース選択時+6,600円 |
| ワイドゴールド | 1.0% | 無料 | コスト増なし |
| ANAアメックス・ゴールド | 1.0% | 無料 | コスト増なし |
| ANAアメックス・プレミアム | 1.0%(移行後) | 無料 | コスト増なし |
| ANA JCB一般 | 0.5%(10マイルコース1.0%) | 5,500円 | 10マイルコース選択時+5,500円 |
月10万円決済する陸マイラーなら、ワイドゴールド以上のカードで年間12,000マイルがコンスタントに貯まる計算。ハワイ往復エコノミー(40,000マイル)まで3〜4年で到達する計算です。
ANAマイルモールとの組み合わせが鉄則
決済がどのカードでも、ANAマイルモール経由で楽天市場・Yahoo!ショッピング・じゃらん・Appleストアなどを使うことで追加マイルが加算されます。カード利用分のポイントとマイルモール経由のボーナスマイルをダブル取りする——これが陸マイラーの定番戦略です。
ポイント有効期限が無期限なのはアメックス・ダイナース系
長期でマイルを貯めたい方は、ANAアメックス・ゴールド、ANAアメックス・プレミアム、ANAダイナースカードの3種類が対象。これらはカード決済で得たポイントの有効期限が無期限(ANAマイルへ移行後は36ヶ月有効になりますが、カードポイントのまま保持しておけば無制限)。じっくり貯めてハワイ・欧州ビジネスクラスを狙うスタイルに適しています。
こんな人にはこのカード|タイプ別診断
初めてANAカードを作るなら → ANA一般カード(年会費2,200円)
「まずANAマイルが貯まる生活を体験したい」「必要最低限の特典でコスト抑えたい」方には、ANA一般カードが最適な入口。10マイルコース追加(+6,600円)にすれば還元率1.0%を実現できますが、それならワイドゴールドへの移行も検討価値ありです。
SFC修行を考えているなら → ANA VISA/マスターワイドゴールド(年会費15,400円)
年会費・搭乗ボーナス・マイル還元・空港ラウンジのバランスで、修行者のスタンダードチョイス。SFC取得後もスーパーフライヤーズゴールドに切り替えて継続保有できる点も決定的な強みです。
アメックス特典も欲しいなら → ANAアメックス・ゴールド(年会費34,100円)
ANAマイルを貯めつつ、プライオリティパス・アメックスのトラベル特典・ポイント無期限などの付加価値を求めるならANAアメックス・ゴールド。ANAグループ決済でポイント2倍になる仕組みも、旅行派には嬉しい設計。
とにかく最上位を目指すなら → ANAアメックス・プレミアム(年会費165,000円)
搭乗ボーナス+50%・継続ボーナス10,000マイル・センチュリオンラウンジ・コンシェルジュ——すべての特典を総取りするならANAアメックス・プレミアム。年会費165,000円を「特典とマイル積算で十分回収可能」と判断できる方向けの最上級の1枚。
JCBブランドで揃えたいなら → ANA JCBカード
VISAや MastercardではなくJCBブランドを選びたい方にはANA JCB一般・ゴールドが最適解。日本国内ではほぼ同等に使えますが、海外利用が多い方は注意が必要です。
【補足】年会費を抑える”抜け道”テクニック
ご存知の方も多いですが、マイ・ペイすリボ登録による年会費割引は必ず押さえておきたいテク。
ANA VISA/マスターワイドゴールド
- 通常年会費:15,400円
- マイ・ペイすリボ登録+年1回リボ払い利用で割引適用
- 実質年会費:11,550円(3,850円引き)
ワイドゴールドを選ぶなら、マイ・ペイすリボ登録は必須の裏技。毎月自動で一括払い設定にしておけば、実質的な金利負担はほぼゼロで年会費だけ下げられます。
ANAカード全般に共通する注意点
JCB・アメックス系のANAカードには同様のリボ登録割引は存在せず、年会費は定価が基本。ワイドゴールドだけが独自にこの割引ルートを持っている点も、”迷ったらワイドゴールド”の理由の一つです。
まとめ|迷ったら”ワイドゴールド”、ただし自分の軸で分岐を
ANAカード選びは一見複雑に見えますが、軸は「年会費」「マイル還元」「特典(ラウンジ・保険)」「SFC継続可否」の4点だけ。この軸で比較すれば、ほとんどの方は以下の3択に収束します。
- コスト最優先 → ANA一般カード(年会費2,200円)
- バランス・王道 → ANA VISA/マスターワイドゴールド(年会費15,400円)
- アメックス特典・最上級志向 → ANAアメックス・ゴールド/プレミアム
特にSFC修行や陸マイラー活動を視野に入れるなら、ワイドゴールドが2026年時点での最適解。マイ・ペイすリボで年会費11,550円まで圧縮でき、マイル移行手数料無料・空港ラウンジ無料・旅行保険1億円まで揃った「ちょうどいい1枚」です。
まずは自分の年間利用金額・旅行頻度・SFC修行の意向を棚卸しして、上の診断チャートで自分のタイプを確認してみてください。1枚のカード選びが、これからのマイルライフ5〜10年を大きく変えるはずです。



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